『oasis:supersonic』を観た

oasis:supersonic』を観た。オアシスのドキュメンタリー映画なんだけど。
 
こういうロックンロール的成功譚を見るのは気が滅入る。
自分にもああ成れる可能性があったことを思い出させられるのよな、こういうドキュメンタリーって。
大学生というモラトリアム期間とロックとサブカル2chで捻くれて4回転半くらい捻って着地したら結局普通みたいなひねくれ方をしていた自分たちには音楽で食っていくなんて選択肢はなかった。
真剣に音楽をやってた奴の大半は格好悪かったし、自分ら程度の実力で食ってけるかよと思ってたし、「音楽に救われた」とか言うやつを指さして笑ってたわ。
 
これを観ると未だにロックンロール的成功が格好良く見えてくる。
その一方で気が滅入るのは、目についたものにツバを吐きかけネタにするだけで大した目標もなく野望もなく人生を賭けるものもなかった、だけどめちゃくちゃ楽しかったあの頃を否定するみたいなんだよな。
 
 
ついさっき35歳になった。
oasisを知ってから15年以上経って、結局ロックンロール的成功も得られなかったし、卒業して就職して結婚して毎日一緒だった友人達とはバラバラになってしまった。
体重は15キロ増えたし髪のボリュームもなくなってきた。
だけどまだ諦めてないぞ!
 

ちなみにoasisはAcquiesceが一番好き。兄弟が一緒に歌ってる曲にハズレない。